うめむすび〜うめ子とむすこの備忘録〜

小金井市で年子を育てています。子育て中のパパママに向けた情報を発信しています。

第一子育児中のパパママにおすすめしたい!漫画「となりの育児くん」


乳幼児の育児中のパパママ、育児に不安や疑問はありませんか?

  • 何でこんな事するの?
  • どう接したら良いの?
  • 英語教育のチラシが入ってくるけど受けさせた方が良いの?


私は子供の将来を考えるがゆえに次々と疑問が湧いてくるのですが、そんな疑問を解決するために本を良く読みます。


その中から隙間時間でも読む事ができた漫画「となりの育児くん(全3巻)」を紹介したいと思います。


どんな漫画?

あらすじ

主人公はお勉強が苦手な高校生の女の子・凪。
お隣には陸(0歳)とねね(4歳前後)の2人の乳幼児がいるご夫婦が住んでいます。

ある日このご夫婦が子供達をおいて長期出張にいく事になり、子供の面倒を託された大学生・港が引っ越して来ます。


港は旦那さんの弟さんなのですが、幼児に興味があり学校で心理学を学んでいるのです。


港が凪や周りの人達と協力しながら乳幼児2人の育児に奮闘する1話完結型の漫画です。


1話ごとに子供の行動や成長、周りの接し方を一つ取り上げ、児童心理学や幼児心理学などの研究を元に話が描かれています。


子供の行動には理由がある、接し方1つで変わるということが簡潔に解説してあって、ただ面白いだけではなくて育児中のなぜ?どうしたらいい?を解決するヒントが満載の漫画になっています。


ちょっとだけ、凪と港の恋愛要素も混じっています。

作者について

作者のNYANさんは元ナースです。

ナースが心理学?と思われたかもしれないですが、心理学博士の山本ユキコ先生に師事しているようで、巻末には参考文献・参考資料がキチンと記されています。


漫画は1話1話が短いので、特に気になるテーマがあったら巻末に書かれている書籍を読んでみると良いと思います。



また2巻では山本ユキコ先生のコラムが書かれているんですが、これがまたすごくためになるコラムだったりします。

意外過ぎてびっくりな内容やどうにも受け入れがたい真実が書かれています!



内容について後で少し触れます。




全3巻を読んでの感想

漫画の中の子どもの行動がまさにウチの子!

陸くんやねねちゃんがする行動がまさにウチの子もやってることで、漫画の内容が自分の事としてスッと入ってきました。

  • とりあえず高いところには登っておく
  • 自分すごい!何でも出来る!と思い込んでいる
  • 泣いている子の側に行く
  • 練習では出来るのに発表会当日は出来ない

などなど。


日常見ている「あるあるー」という行動なので、漫画だけどフィクション感が無かったです。


大学生がお隣の女子高生と育児する、という突拍子のない設定も良く出来ているなという感じ。


育児経験のないのが大学生だから、育児で困った事にぶつかっても
「初めてそんな行動されたら、戸惑うよね」
と共感できた。


これがパパの設定だったら

  • いまさら?
  • それいつも奥さんがやってたから知らないだけだよね?
  • ってか今まで育児何してたの?
  • こんなパパ嫌だわー

など突っ込みまくりで漫画のストーリーよりも、人物が気になってしまったと思う。


自分自身に近すぎたり、リアリティ溢れる設定ではないのが、読みやすくてよかったです。





ねねちゃんの設定年齢は長男よりも少し上になっています。

漫画の中でねねちゃんがしている事や考えている事は、きっと今後長男も通る道です。




長男もねねと同じ事を言い出すのかな。
同じ様な絵を描くのかな。
同じ様に人を好きになるのかな。

そんな事を考えて、今からちょっと楽しみです。






子育てで大切な考え方や方法が一通り分かった

長男は2歳ですが、保育園児の間に出てくるであろう問題は何があるのか、この漫画で一通り分かりました。
この時期の子供への接し方で大切な事も。


例えるなら乳幼児の子育ての「総論」の教科書という感じ。

広く浅く子育て中の疑問や問題に触れていて、こんな行動するよ!こんな風にしてあげたら良いよ!とコンパクトにまとまってれいる感じ。


例えばトイトレのページ。

トイトレについての話には「こういう過程をたどってトイレに興味を持つ様になるよ」「こんな方法があるよ」「これはやったらダメだよ」という事が書かれています。


大多数のパパママが知りたいテーマで、かつ、ほとんどの人が読んで満足できる量の情報量が書かれていています。


でももしかしたら
「そこじゃなくてトイトレのこの部分が知りたいんだ!」
と思う人がいるかもしれない。


あるいは
「トイトレって奥深い!もっと深く知りたい!」
と思う人もいるかも。


もしそのテーマについてもっと深く知りたい!と思ったら、巻末に書かれている参考文献や関連書籍を購入して読むのが良いと思います。



トイトレ以外にも子育て中って次々と疑問が出てきます。

  • 赤ちゃんには笑顔で接しないといけないの?
  • 英語の教育は0歳からやるべき?
  • 親の育て方で子供の性格は変わるの?
  • 頑張ったご褒美は毎回必要?
  • イヤイヤ期はどう接したらいい?接し方はイヤイヤの種類で変えるの?

思い付く限り書いてみたけど、ほとんどのパパママが考える事なんじゃないかな?


答えは全部この漫画に書いてありました。



中でも親の育て方で性格は変わらないという事とその根拠となる研究発表をこの漫画で知れたのは大きかったです。


2巻におさめられているコラムでは、一部のパパママが気になるであろう天才児の作り方や早期教育についても触れていて、
「赤ちゃんの時の教育の効果は大きくなってからも続いてはいない
とハッキリ書かれていました。


長男の時には「0歳の時にしないと後々差が出る事があるなら、お金をかけてでもやらねば!」と思って意気込んでいましたが、これを読んで肩の力が抜けました。



早期教育よりも、その子の持って生まれた能力を伸ばす事の方が大事です。


パパママの考え方1つ、行動1つで子供の能力は伸ばせるのか?
そうだとしたら、どういう接し方が良いのか?

ぜひ漫画で読んでみて下さい。


一度さらっと読んで終わりじゃ勿体ない。

長男も次男も小学生になるくらいまで、定期的に何度も読み直すつもりです。





1話完結で育児の隙間時間に読めるのが嬉しい

1話はだいたい8ページの構成になっています。

とても短いので、私は家事育児の隙間時間に少しずつ読みました。


長男は保育園とはいえ、年子の相手をしながら家事をして、さらに本を読むためのまとまった時間を作るのは中々難しい。


専門書だと前回読んでから時間が空きすぎると、また少し戻らないと内容を理解出来なかったりという事もあります。


でも8ページ読み切りなら1〜2話ずつ読み進める事が出来て、読み返したり思い出したりする無駄な時間が無いのが良かった。

1話完結なのも、育児の最中に続きが気にならなくて良いです。



心理学の解説も、8ページの中に分かりやすくまとめられて楽しく読めました。
字よりも絵の方がスッと理解できますね。



今も時々読み返していますが、目次を見て知りたいところだけ1〜2話をピンポイントで読んでいます。

8ページなら次男が機嫌よく遊んでいる間にパッと読めるのが嬉しい。


結局あれもこれも読みたくなって全部読んじゃう時もあります。



今まさに乳幼児の育児中のパパママにおすすめしたい!

漫画なので普段活字を読まない人でも読みやすいです。

乳幼児の育児中って何か気になる事があっても、育児書を読むのためのまとまった時間を中々取れなくないですか?

隙間時間に少しずつ読めるので、今まさに育児中のパパママに読んで欲しいです。

特に第一子が産まれたばかりのパパママにおすすめしたい!


子供にどう接したら良いのか、何でこんな行動をしているのか、こんな行動をしていて大丈夫なのか、そんな疑問を解決してくれます。



漫画とはいえきちんとした研究に基づいた内容なので「こうすれば大丈夫!」と自信を持って子供に接する事が出来るようになります。


「全部買うのはちょっと…」という方がいたら2巻を購入してみて下さい。

このブログでも少し紹介しましたが2巻に載っているコラムがとてもためになります。