うめむすび〜うめ子とむすこの備忘録〜

小金井市で年子を育てています。子育て中のパパママに向けた情報を発信しています。

子供が松ぼっくりを拾ってきた!子供服に松ヤニがついた時の落とし方

公園に行くと子供にとって魅力的なものがたくさん落ちています。

松ぼっくりもその1つ。


今の時期は次々と新しい松ぼっくりが落ちてきて、落ちたばかりの松ぼっくりにはベタベタする松ヤニがついていることがあります。


子供がたくさん松ぼっくりを拾って、手や顔、服にベタベタした松ヤニがついても大丈夫。

エタノールできれいに落とす事が出来ます。


子供服に松ヤニがついてしまった時の落とし方と、松ヤニが落とせるものを紹介します。

そもそも松ヤニの成分は?洗濯で落ちないの?


松ヤニのベタベタは普通に洗濯しただけでは落ちないのでしょうか?

松ヤニの成分を調べてみると、主成分はテレビン油とロジンで、エーテル、エタノール、クロロホクム、酢酸などの有機溶媒に溶けて水には溶けないようです。


水に溶けないと言う事は、普通に洗濯しただけでは松ヤニのベタベタを取ることは難しいということで、何らかの対策が必要と言うことになります。


松ヤニが溶ける液体の名前を聞くと難しそうだけど、身近なものが一つ含まれています。

エタノールです。



消毒用エタノールまたは無水エタノールで溶かして落とす事が出来ます。



もし持って無くて買うなら、私は無水エタノールをおすすめします!



子供服についた松ヤニを落とす手順


生地によっては色が落ちる事もあるので、色落ちが気になる人は目立たないところで色落ちしないか確認してから使って下さいね。


私は多少色落ちしてしまってもどうせすぐにまた汚すし、子供服は消耗品だしと思っていきなりやっちゃいました。


用意するもの

  • 古くなったタオル2枚
  • 無水エタノール又は消毒用エタノール
  • ゴム手袋

エタノールで手が荒れる事があるのでゴム手袋をしてやった方が良いですよ

落とし方

  1. ゴム手袋をはめる
  2. 当て布としてタオルを1枚敷く
  3. 松ヤニがついた部分が当て布に触れる様に置く
  4. 松ヤニの裏側から無水エタノールを染み込ませたタオルで叩く
  5. 当て布を少しずつズラしながら、ベタベタが全て当て布にうつるまで繰り返す
  6. 色が残っていてもベタベタが取れたらあとは洗濯機へ入れて洗う。他の服と一緒で大丈夫。

これできれいに取れます!

松ヤニを落とした実際の子供の服の写真がこちら。

きれいにベタベタが取れて色落ちもありませんでした。



消毒用エタノールも無水エタノールも揮発性が高く、また引火しやすいので火のそばではやらないで下さい!蒸発したエタノールを吸って気分が悪くなる事を防ぐために換気もしましょう。



無水エタノールをおすすめする理由

松ヤニを落とすためだけに買うのはちょっと…と思うかもしれないですが、無水エタノールは水に溶けないものを落とすのに、便利に使えます。

例えば、子供が貼ってしまったシールを剥がしたり、油性マジックでの落書を落とすのにも使えます。


その他にもキッチンや電子機器の掃除、手作りの化粧品、アロマクラフトなど様々な事に使用でき、水を加えれば消毒用エタノールを作る事も可能なんですよ。

(水が含まれた方が除菌率が良いため、消毒用エタノールは水を含んでいます)


薬局やドラッグストアで手に入れる事が出来ます。





エタノールの他に松ヤニが落とせるもの


無水エタノールも消毒用エタノールも無いし、買えないよ〜という方のためにエタノール意外で落とせるものを探してみました。



ベンジン

ベンジンは皮脂などの油性の汚れの染み抜きです。


無色透明で揮発性が高く、水が使えない素材の服の染み抜きに使われています。

服についた松ヤニも落とせます。

手順はエタノールで落とす時と同じですが、ベンジンで染み抜きした時は濡らしたところとの境目ができてしまう事があるので、松ヤニを落としたらすぐに洗濯します。


お酢

松ヤニは酢酸に溶けます。

お酢は酢酸を含んでいて、だいたい4.2〜6%くらいの酢酸を含んでいます。

お酢の種類で濃度が少し違っているけど、この濃度差だったら種類は気にしなくて良いと思います。

ちなみにバルサミコ酢が1番酸度が高く、次いで白ワインビネガー、リンゴ酢、米酢、穀物酢の順にで酸度(=酢酸を含む量)が多いようです。




落とす手順はエタノールと同じ。

服にも手や顔にも使えて、食品なので子供の口に入っても安心ですね。


1番手軽でどの家庭にでもあるものだと思います。



除光液

除光液にはアセトンという成分を含んでいて、松ヤニはアセトンに溶けます。

手順はエタノールと同じで松ヤニを落とせます。


最近は100均で売っていたりと値段も安いので、バシャバシャたくさん使ってもお財布は痛くないですね。


クレンジングオイル

クレンジングオイルでなじませて落とす事が出来ます。

洋服だけでなく顔や手についた松ヤニも落とせます。


中々顔を洗わせてくれない長男は松ヤニが顔についたまま数日たってしまっていたのですが、クレンジングオイルをつけて馴染ませると浮いてきました!


数日たって完全にカチカチに固まってしまった松ヤニも柔らかくなり、浮かせて落とすことが出来ました。




服には着いてないけど手に松ヤニがついてしまった場合には、クレンジングオイルがおすすめです。





新しい松ぼっくりには松ヤニがついてると子供が教えてくれた


先日公園へ行った時の長男です。


楽しそうに松ぼっくりを拾った後、手や顔、服のベタベタに気づきました。

長男から松ぼっくりをプレゼントされた私の手も松ヤニでベタベタでした。


落ちたばかりの松ぼっくりはまだ松ヤニが乾いていないんですね。

子供の頃たくさん拾ったはずなのに忘れていました。


汚れることをやるのを嫌うママもいるけれど、私は汚れる事を理由に子供がやりたい事を止めたく無くて。
水たまりとか。


服が汚れた時は洗濯でだいたい落ちれば良いかなぁと思っていたので、エタノールの処理で松ヤニが意外ときれいに落とせて驚きました。


松ヤニでベタベタの子供を抱っこして、ママも松ヤニだらけになっても、エタノールでキレイに落とせるから大丈夫。


必ず換気をして色落ちしないかテストしてから、松ヤニを落として下さいね!